「グロスハッカー」を読んだ。
グロースハッカー



ざっと内容を集約すると、これまでのマーケテターは、大量に広告投資を行い定性的な結果から自分たちの仕事を評価することが仕事であり、サービスの成長には莫大な費用が必要であると考えられていた。しかし実際には、DropboxのようなWebサービスではもちろんのこと、あらゆるサービスにおいて、ほとんど費用をかけることなく、口コミの発生や口コミに伴う爆発的な成長を設計、実現することができる、という内容だ。

1〜2時間程度で読める程度の薄い本でコンセプトを事例を通じて紹介しているのがメインの書籍で、それほど目新しい話はなかったが、新サービス・製品のマーケティングを企画している人で、大きなコストをかけること無く拡散したい、という人は一読しておくべきだろう。

本に書かれている内容自体はそれほど複雑な話ではないが、実際には日本で取り入れられている例は少ないと思う。というのも、
・日本のマネージメント層は定量データから客観的に物事を判断することが苦手
・エンジニアに対するビジネスデザイン教育が出来ておらず、あらかじめ決めた仕様からずらしたがらない(そして何度も修正したがらない)
・サービスローンチまでは計画されるが、その後のPMF(Product Marketing Fit)に至るまでの期間が考慮されておらず、エンジニアなどの適切な人員をアサインし続けられない
という実態があるからだ。

逆にいえば、上記をクリアできればこの手法の成功確率はかなり上がると思う。
自社ではついつい今ある商品を売ろうとする営業的な発想が先行しがちだが、一旦そのハヤる気持ちを抑え、爆発するための下地を作りこみたいと思う。
グロースハッカー