新卒採用の季節だ。

「新卒採用」でググると、一位は「カヤック」の新卒採用のページとなった。
二位はネスレ、三位はソフトバンク。

さすがWebを作る会社のサイトが一位、SEOも相当しっかりやっているのだろう、
と早合点したが、実際にはそのユニークな採用方式が様々な記事に取り上げられて
いるために、意図せず(でもたぶん意図して)リンクが張られているということ
なのだろう。

ネトラボ
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1303/13/news085.html

PC Online
http://pc.nikkeibp.co.jp/article/NPC/20070406/267619/


「新卒採用」でググっていきたい会社を探す、という学生は少ないかもしれないが、
少なくても1回はその単語でググるだろう。その時に業界では有名でも学生界では
それほど有名ではない(?)カヤックがトップをとっていることは意味があることだ。


さて、学生が毎回出してくれる履歴書について。

当社は「学歴」は不問だし、IT企業ではあるが専門性に関する経歴は評価対象に
加えていないので、正直に言うと履歴書に書かれていることで判断することは
ほとんどない。

しかし、学生の方はいろいろと手の込んだ文章を書いてきてくれる。

好きな食べ物から人生を語ったり、小学生のころの習い事から自分の
性格を述べたり・・・。

たとえばではあるが、カレーが好きな学生が、微妙な味の違いを知ろうと何軒もの
カレー屋を回った→ 好奇心と探求心があり、会社にはいってもコツコツと
努力できる、 という具合だ。

その想像力(妄想力)と文章作成能力には目を見張るものはあるが、正直に言うと
その内容ではほとんど判断できない。大体の学生は当然練習してきているし、
似たような本やWebサイトを見て書いた文章で、独自性に乏しいものがほとんどだ。

面接サイドとしては、ポテンシャル採用であることからも、どういったような人間なのかを、
なるべく事前に準備していない内容で引き出そうとしているのであり、履歴書に
書かれていることをそのまま朗読されても全く響かないし、その人のことが分からない。

本来持っている才能や力を導き出すためには、笑ったり、泣いたり、怒ったり、
悲しんだりすることがどのようなことなのか、あるいは、どのようなバックグラウンドの
結果今のように考えるに至ったのかを探る必要があるのだ。

履歴書に書かれていることは、それを引き出すためのきっかけでしかない。

人間、そんな簡単に上塗りできないし、その上塗りはすぐに剥がれる。

素の自分をさらけ出してもらって構わないし、普段はお化粧ではなくて、
素の自分を鍛えることに注力してもらいたい。