昨晩、iPadの新しいモデルが発表になりましたね。

詳しい説明はGizmodeさんにでも譲るとして・・・・ 機能やハードウェアに関しては
おおよそ事前のリーク情報どおりでした。

[ #iPad3 ]これが新しいiPadのすべて
http://www.gizmodo.jp/2012/03/_ipad3_ipad_1.html



個人的に一番衝撃的だったのは、’The new iPad’ というネーミングです。

これまで噂されていた、iPad3 や iPad HD ではなく、 The new iPad。

ここで見えてくる商品戦略とはどのようなものなのか、少し考えてみました。


私たちは新しいiPadをどのように呼ぶでしょうか? 

いくらなんでも The new iPad とは呼ばないですよね。

そう、たぶん iPad です。 

初期iPadの発売からおよそ2年が経過しましたが、恐らく買い替えを促す段階では

まだないでしょう。それよりも、アーリーアダプターからマジョリティへの移行期に

あるように思います。

マジョリティに浸透させる上で重要なのは、みんなが持っている普及品、という

イメージを持たせることです。

その際、最新のネーミングでは、マジョリティには受け入れられない、そう判断したのではないか、

と思うわけです。


例えば、

「iPad 3 を持っている」、と言われると、「すごい、最新だね。」だとか、「使いこなせるの?」

とか言われるような気がしますし、 「iPad HD」 とかだと、そんな高機能なiPadは必要ないよ、

と思ってしまいます。

でも、「The new iPad」だと、そのうち「最新のiPad」もしくは単に「iPad」と呼ばれるでしょうから、

そろそろみんな持ってるし、新しくなったみたいだし、「買い時かもね」、とマジョリティを

誘導してしまうのだと思われます。


機能やハードウェアとして素晴らしく進化すると、「これまでと違う」ということをどうしても

説明してしまいたくなってしまいますが、「もう買ってもいいんだよ」ということを促すので

あれば、iPad HDはあり得ないし、この New というのがマジョリティの心をとっても

くすぐっちゃいますね。


日本企業だと、すぐにHDとか3Dとかつけちゃいそうなこのご時世、

Apple の巧みさはさすがと言わざるを得ませんね。