遅ればせながら、そして一日だけだけれども東日本大震災の復興ボランティアに行ってきた。

場所は、親戚の住んでいるいわき。東京駅を7時に出発するバス(3500円?)に乗り、

10時過ぎにはいわきに到着。

歩いて10分位の所にあるボランティアセンターに行き、ひと通りオリエンテーションを受け、

その後ボランティア作業とのマッチングになる。

この日は200人くらいの方が来ていたようだけれども、名簿を見ると10人に1人は東京の人、

といった感じか。

作業は、軽作業ときつい作業がある、との説明。

軽作業は、津波に飲まれて建て壊しが決定している民家の片付け。

きつい作業は、再建をしようとしているかまぼこ工場の片付け。

こちらの場所は、作業そのものよりも、匂いやハエ(350匹くらい飛んでいる、と説明された)が

きついらしく、マスク、ゴーグルなどの完全防備服が必要。かまぼこ工場で被災後3ヶ月経過

しており、その環境は想像に難くない。


結局、装備の問題もあったけどチキンな自分は、軽作業を担当することに。

こちらの作業は、10人一組。自分はなぜかリーダーに指名されたので、

勝手が分からない中でもなんとなくチームをまとめつつ移動。

途中まではのどかな田園風景。道はガタガタだけど、被害はあまり無さそう。


でも、現場付近は風景が一変。 テレビやネットで見たまんまの荒れ果てた姿。


ボランティアに行ったお宅では、波は2階すれすれまでだったとのことで、

1階部分が大幅に破壊されていたものの、建物そのものは残っていた。

あとで聞くと、目の前の家(母屋)が崩れて、それがバリアになって自宅は残ったとのこと。


ここでの作業は、瓦礫の山になっている家の裏の片付け、泥かき、思い出の品探し。

ずっとシャベルで掻き出す感じで、これはこれで重労働だったけど、

花嫁写真とか、結婚式のDVDとか、ラッキーなことに思い出の品も見つかって、

途中での疲れはあまり感じずに終わることが出来た。


作業を終えたのは16時少し前。 実働は4時間くらいだったけど、

すっかり家の回りは綺麗になった。とりあえずは、少しは貢献できてよかった。


その日は、親戚の家でシャワーを浴び、ご飯をご馳走になり、夜20時のバスで

東京へ。23時少し前には東京駅に到着。あっという間だった。



現場で見るのとテレビは大違いというけれど、本当にそんな感じ。


見渡す限り、破壊の爪痕。

そして現場には独特の匂いが残っている。

少しだけだけれども、酸っぱくて、あまりいい匂いではない。

その匂いを嗅いでいると、逃げ出したい気持ちになる。

再建再建と世の中は言うけれど、まだまだそんな感じじゃない。

まだ、壊れかけの家を壊すことさえ出来ていない。

どうみても修復不可能そうでも、壊すかどうかさえ、決まっていない

家もたくさんあるようだった。




自分はそんな高尚な人物でもボランティア精神に溢れているわけでもない。

神戸で中学高校を過ごしているのに、阪神大震災はどこか遠い国の出来事の

ような感覚だった。



そんな自分でも、考えてしまう。 

人生ってなんなんだろう。 どう生きよう。

何が貢献できるんだろう。 




後悔しない人生にしよう。 

後悔しない毎日を送ろう。

精一杯やろう。

シンプルに、そう思った。