Adidas新入社員がTwitterでサッカー選手の悪口を書き、2ch等で取り上げられた結果、
退職(処分された??)したそうだ。

完璧に文字として残る怖さを示す例だが、現代社会においては、「言った言わない」の
議論をしている方がよっぽど怖いと思う。

例えば政府。 

原発問題で「言った言わない」の議論をいまだにしている。
大事なのは、その時点で分かっていることをきちんと記録し、対処につなげていくことなのに。

会社でもそう。

他部署間コミュニケーションにおいて、特に、営業と技術の間において「言った言わない」の
水掛け論になることが多いのではないだろうか。

対顧客サービスをしている業界でもお客様との間のトラブルの8割くらいは口約束の内容について。


そもそも人間の記憶力なんてとてつもなく弱いのだ。 

文字が発明されたのは、歴史上とても大きな転換点だ。


実際に口にした言葉が、時にはものすごいエネルギーを生み出すこともあるが、

お客様との間にそれは必要ない。きちんとした約束をお互いにし、それを真摯に守ること。

顧客サービスを考える上で、文字に残るのが怖いから、という理由でメールサポートや

チャットサポートをやらないのだとすれば、それは企業姿勢に疑問を生じさせるものだと思う。