シバタツ ブログ

SIerに勤めるシバタツのブログ。 シバタツのプロフィール:2000年に新卒で電機メーカーに入社後、ハードディスク読み取りヘッドの基礎研究に携わるも、ベンチャーでの活躍を夢見て1年後に転職。その後、営業・経営企画・マーケティング等を担当。現在はB2B ECのエバンジェリストとして(?)日本のB2B取引を変えようと日々努力中。工学修士、経営学修士。

AWSでのファイルサーバのバックアップについて

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中小・中堅企業におけるファイルサーバの運用について、課題を抱えている会社は多いのではないだろうか。

特に数百名程度の規模だと、過去からの経緯でファイルサーバが複数分散していたり、各部署で運用がされていたりと、管理が負行き届きになっていることが多々あるのだ。ファイルサーバーはディスクへのアクセス頻度が高く、さらに、ファイルサーバー自体がデーターセンターに置かれていないことも散見され、バックアップ設計がされていない可能性がある。

バックアップに関しては、今は色々なソリューションが出ているが、問題はバックアップ先だ。

BCP(事業継続計画)という観点では、ファイルサーバの本体が火事などで被災にあうことを想定して遠隔地に保管することが望ましい。データセンターに預けている場合でも、ネットワーク機器の故障リスクに備えるため、別の場所にデータを保管することが当然求められる。

しかし、複数の事業所がある場合は、複数のデータセンターと契約していない限り、なかなかファイルサーバーのバックアップ環境を用意するのはコスト的に見合うものではない。

そこで、クラウドが検討されるわけだが、アマゾンでは下記のような構成を推奨している。
http://aws.amazon.com/jp/cdp/fileserver/

ただしこの構成は少しエンタープライズな構成であり、数百GB程度のファイルサーバで
あればここまでの構成は不要だろう。

当社では、バックアップ取得対象が500GB以下の場合、月額費用を\49,800に抑えた
バックアップサービスを提供している。
運用設計などの初期コストもノウハウ蓄積により無料化しているので、現在は適切な
環境が無いけれども、とりあえずバックアップをとっておきたい、という企業の方は
ぜひ声をかけてもらいたい。

なお、アマゾンに適さないパターンとして下記のような場合もあるのでご注意を。
・ データを大量にダウンロードする可能性がある(通信コストの増大につながる)
  (アップロードに関しては無料)
・ ネットワーク負荷に耐えられない環境
  (ただし、Storage Gatewayを使えば回避可能)

http://www.sunnycloud.jp/






内定式での挨拶は「断捨離のススメ」でした

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10月1日に2014年度入社予定の内定式を執り行いました。

今年の内定者数は3名でも、どの学生も若々しく(そりゃそうですが。)、凛々しく、
自分はどうだったかなーっというのを懐かしく思いながら式を過ごしました。

さて、内定式で私が話したことはいくつかあるのですが、
学生時代にやっておいてほしいことの一つとして、

「断捨離」

を挙げました。

wikipedeiaによると・・・

断捨離(だんしゃり)とは、不要なモノなどの数を減らし、生活や人生に調和をもたらそうとする生活術や処世術のこと。


なのですが、私が話したのは、過去の自分からの断捨離のススメです。

家の中にあるものは、たいてい過去の自分の価値観に従って揃えたものです。

そういうものに囲まれていると、いつまでたっても価値観が成長していきません。

昨日よりも今日、今日よりも明日の自分の価値観に敏感になるためには、

できるだけ過去の価値観に近い環境に身を置くべきではないと考えています。


自分の家に服がある状態と、何も無い状態を思い浮かべてみてください。

家に服がある状態で買い物に行った時には、「これは似たようなものがある」

「これはこういう着回しだ」「これとあれはくっつけられるかな」 という発想に

なるかとは思いますが、何も無い状態であれば、過去の自分には何も

縛られることなく、新たな組み合わせにチャレンジしたくなるかもしれません。

(ちょっと強引ですかね。)


まぁ、いずれにせよ、学生時代に持っていた価値観のまま社会人を過ごすのではなく、

色々な経験をし、価値観を磨いていって欲しい。その際には、素直な心で

吸収していってもらえれば、という想いです。


学生の皆さんはあと半年、いっぱい遊びましょう!!!




スタートアップにはやっぱりAWS

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スタートアッパーのためのAWS構成が紹介されています。

スタートアッパー=メディアに取り上げられて急激にアクセスが伸びる可能性が
ある会社向け、ということで、スタートアップに限った話ではないのですが、
ようはシングルインスタンスから初めても、ちょっとの操作でELB+デカ目の
コアに変更できるよ、というお話です。



物理ハードでは当然こういうことはできないので、どれくらいの
アクセスが来るのか現段階では分からない、という場合には
一旦AWSで、というのはありでしょう。

その後安定したら、社内の仮想環境に移行していく、というのも
可能ですし、構成をどうしようか迷うくらいであればAWS、という
時代なんでしょうね。

当社では、構成のアドバイスも(もちろん無料で)いたします。
ぜひサニークラウドにご相談ください。
http://www.ids.co.jp/cloud/


AWS でDRの実現

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AWSで多いニーズの一つに、DR(Disaster Recovery)が上げられる。

2011年の東日本大震災以降、日本国内でのDRに対する注目度はあがり、
「普段費用は掛けたくないけど、いざというときの対策はしておきたい」という
ニーズにAWSでは答えている。

参考のスライドは下記に。





とはいうものの、AWSはコンセプトは理解できても構築にはノウハウが必要なのが現実。

宣伝になってしまって申し訳ないですが、DR構築の際にはぜひサニークラウドを!

http://www.ids.co.jp/cloud/

Gartnerによる2013年8月のIaaS 比較記事

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GartnerによるIaaSの分析レポートが発表されています。
相変わらず、AWSは圧倒的なリーダーポジションにいるのですが、
強み弱みがまとめられていましたので、簡単にまとめておきます。

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(出展:http://www.gartner.com/technology/reprints.do?id=1-1IMDMZ5&ct=130819&st=sb

強み
1. リーダー企業であり、かつ、市場動向に俊敏に動き、価格も安いこと。
     
2. マーケットプレースを持っており、パートナーソリューションが提供されていること。

3. 多様な顧客基盤と、事例があること。ミッションクリティカルなサービス、
   セキュリティが求められるサービスにも対応可能であること

4. 複数の地域にデータセンターが利用できることで、高可用性が実現できること。


□弱み
1. 価格のリーダーではあるが、サービスが複雑でありコストのモデル化が困難であること

2. 物理コアとは異なり、どのインスタンスが適切かを選ぶのが難しいこと。

3. サポートレベルが顧客企業との関係や取引規模に依存しないこと。

4. 急成長に伴い、営業やコンサルタントが十分にサポート出来ない可能性があること。


ということで、強みに関しては納得、弱みに関しては当社のようなパートナー企業をうまく使う必要があるのでしょうね。他社の強み弱みはまた次回にアップしていきたいと思います。



内定式という儀式

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当社を含めて多くの会社で「内定式」が10月1日が実施されると思う。

その挨拶を考えていて、そもそも内定式とは何のためにあるのか、
いつからそのような制度が始まったのか調べようとググってみたのだが・・・

内定式(ないていしき)とは就職活動において企業が選考活動で内定を決めたことで内々定となった学生に対して、倫理憲章で定められた解禁日である10月1日以降に正式な内定通知を渡すことを目的として実施する式典。
内定式に出席した学生は「採用内定書」を受け取り、「承諾書」を提出する。内定式が行われることで翌年4月以降から企業は学生を従業員として雇用し、学生は従業員として働くということを認識し合う。多くの企業では内定者懇親会(食事会)などといった親睦を深めることを目的とした事柄を行っている[1]。実際の判例 に照らし合わせると、法的な拘束力も持つ。


というもので、これ以降の内定辞退は契約違反になるということだろう。
(実態として内定者辞退による損害賠償請求等は難しいのだろうが、
 内定者切りは行ってはいけない、ということなのだろう。)


BLOGOSでも議論がされているが、内定式は本当に必要なのだろうか?

「多くの企業が10月1日に実施」内定式は必要だと思う?
http://blogos.com/discussion/2012-10-01/naiteishiki/



メリットとしては、
・ 学生にわざわざ集まってもらう機会を作ることで、最終的な意思確認ができる
・ 内定者同士のつながりが出来る
・ 社員とのつながりができ、帰属意識が高まる
・ 社会人になるという心構えが身につく(?)

デメリットとしては、
・ コスト(交通費、社員の参加コストなど)
・ 授業への影響

といったところだろうか。


内定者数と入社者数の相違が大きい会社では、この儀式はとても重要な
ものではあるが、すべての会社にとって必要なプロセスではないだろう。
その存在意義や、そこで伝えるメッセージは、会社にあわせてよく吟味したい。


当社の場合、内定者に対して、入社までの間に課題等は無い。
学生の最後の半年間、それこそ社会人になったら出来ないことがたくさんあるので、
思う存分遊び倒して、色々な人と触れ合って、多様性を磨いて欲しい、という意図からだ。

ツマンナイ人間にならないよう、全力で遊んでから入社して欲しい。
(でも、変な画像をTwitterでアップしないでね・・・)

そんなメッセージを伝えたい。






IaaS 比較

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Tech Targetにて、62ものIaaSサービスの比較表が公開されていたので
共有する。

http://techtarget.itmedia.co.jp/tt/news/1305/28/news02.html

ハイブリッドクラウドカテゴリでトップを走るAmazon.comの「Amazon Web Services」(AWS)やMicrosoftの「Windows Azure」にとって、IaaSとしてのガバナンス成熟度や定義満足度はもはや問題ではない。これらの先頭ランナーたちは「IaaSを利用して構築するプラットフォームの機能拡充」と「クラウドサービスを利用したICTライフサイクルマネジメントの高度化」に戦場を移してしまっている。


自社の利用目的に合致したIaaSを選択するのが当然ではあるが、
今のところAWSが一歩リードと言った感じか。

ただし、AWSはシステム面での安心感は高いものの、
画面が英語だったりと、日本ユーザにとってはハードルが
残っているのも現実だ。
(クレジットカード決済しかり、ドル決済しかり・・・)

今後、パートナーが様々なサービスを提供してくると思われるので、
その一例として、請求代行のまとめを参考までに掲載しておく。
http://matome.naver.jp/odai/2137584929920930301

IBMがソフトレイヤーを買収

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「米IBM、大手IaaS事業者の米ソフトレイヤーを買収」という記事が6月に発表されている。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20130605/482242/

米IBMは2013年6月4日(米国時間)、米国の大手IaaS(インフラストラクチャー・アズ・ア・サービス)事業者であるソフトレイヤーを買収すると発表した。金額は明らかにしていない。買収は2013年第3四半期までに完了する見込みで、IBMは同社の既存クラウド事業とソフトレイヤーの事業を統合した新しい「クラウド・サービス・ディビジョン」を設ける。


IBMはIaaS環境を既に提供していたが、エンタープライズ(大企業)向けがメインとなっており、顧客基盤を広げるのが狙いのようだ。

顧客の中心は、既存のエンタープライズ顧客だった。モバイルゲーム事業者など新興企業の顧客が多いソフトレイヤーを買収することで、クラウドサービスの顧客層を拡張する



IBMはAmazon社が優位にたっている低価格層顧客(中小企業)をとりにいったということだろう。

現状国内では、IBMとAmazon社とのガチンコ勝負は展開されているようには見えない。

ただ、クラウド分野での日本マーケット攻略の難しさ、市場の規模、そして成長性は
あまり魅力的ではないようにも見える。その観点で、IBMは国内はとりあえず後回しなの
かもしれない。一方でAmazonも日本語にローカライズされているコンテンツはかなり
少ないのが現状だが、Web上の表記を見る限り、今後は増やしていく方向にあるようにも見える。

いずれにせよ、両社のサービスとも注目していきたい。



AWS 請求代行無料… 本当に無料なの?

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AWS 請求代行の完全無料しか案内をしていないサニークラウド…。
http://www.ids.co.jp/cloud

なんで無料なの? という問い合わせを何件か頂きました。

たしかに、「完全無料」とか書くと、どこかの出会い系みたいで怪しい・・・

そんな風に思われた方もいらっしゃったようです。失礼しました…



請求代行自体は、ある意味単純作業をするだけで実現できるものであり、

我々にとってのコストは、僅かな人件費と請求書の郵送代程度です。

AWSの利用な便利なクラウドをもっと身近に使って貰いたい、そんな

思いから始めたサニークラウドですので、使うためのハードルは上げない、

そんな決意で完全無料にしています。


我々はサービス提供者ですので、この後サニークラウドでは様々な

AWS利用サービスを提供していきます。そういったサービスは、

低価格で便利に使っていただく有料サービスです。

そちらを使っていただくかどうかはお客様次第でして、AWSの請求代行

自体は完全無料となりますので、どうぞご利用ください。

http://www.ids.co.jp/cloud/




AWSの請求代行を無料でやるということ

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AWS(Amazon Web Service)の請求代行サービスを8月1日にリリースした。

請求代行サービスとは、通常であればクレジットカード、ドル払いとなる
AWSの利用料について、当社がクレジットカード払いを行い、お客様には
請求書ベースでお支払いいただく、というサービスだ。


AWSは気軽に使えるインフラであり、当然グローバルに展開している。
そのため、エンジニアが個人レベルでも利用する可能性が多々あり、
特にクレジットカードが普及しているアメリカにおいてはクレジットカード払い
だけでも大きな問題にはなりえない。

しかし、日本においては、経理部門に対してクレジットカード払いにしたい、
しかもドル建てにしたい、という話を担当者がして、すんなり通るケースは
案外少ない。

当社のサービスは、そういった使いにくさを少しずつ解消し、日本に
クラウドの本当の便利さを伝えたい、という考えに基づくものだ。

クラウド、クラウドというと、雲の世界にいるようではあるが、そこを突き抜け、
太陽がサンサンと降り注ぐようにしたい、そんな理念からサービス名も
「サニークラウド」と名付けた。

今後、みなが困るちょっとしたことを解決するサービスをどんどんリリース
していく予定なので、ぜひお楽しみに!

サニークラウドのサービスURLは、下記です。
http://www.ids.co.jp/cloud/index.html


サービス力で世界一を目指す! そして、IT業界をかっこよくするために日々努力する事業部長のブログです。
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